両神神社(観蔵院) [ホーム]
 開創由来
 埼玉・秩父地方の武甲山、三峰山とともに秩父三山の1つに数えられている両神山に鎮座するお社です。秩父三山には、日本武尊の登山伝説、役行者小角伝説、卯月(4月)8日の山入りなどの共通点が見受けられます。当社も伝説によれば、景行天皇の皇子・日本武尊が東征したおり、筑波山より八日の間当山を望まれ当地に着き、神犬の導きによって登山され、当社を建立し伊弉諾命、伊弉冉命の二神を祀ったことが開創とされています。江戸時代には両神明神社と称し、安中の天照寺の配下である当山派修験寺院・観蔵院として活動
していました。山頂の剣ケ峰に奥社、そこから南方の尾根に本社、麓の日向大谷に里宮が鎮座しています。
 山岳信仰
 両神山(標高1723m)は古くから山岳信仰の霊場であったと考えられていますが、特に江戸時代には関東の霊山といわれ、山岳修験の格好の行場として、行者の往来も多かったといわれ、歴史資料も残っています。表登山道の登り口(日向大谷)の里宮は近世には当山派修験寺院・観蔵院として、一方、本山派修験の流れをくむ浦島の金剛院(御嶽神社)とが、それぞれ両神山を修験道場として隆盛をきわめていたといわれます。そこで、日向大谷から山頂に至る登山道には、多くの信者が祈りを込めて奉納した石神、石仏、石碑等の歴史遺産が数百個点在しています。
その後、神仏分離で観蔵院は両神神社の名称で今日に至っています。
 御眷属信仰
 両神山の御眷属は、古くから山犬とされ、それはニホンオオカミだといわれています。人々は御眷属を「大口真神(オオクチマノカミ)」と呼び、神聖な動物、犬神として崇めてきました。そこで両神山には全体で8体の山犬像があり、そのうち両神神社(観蔵院)には、本社前に一対の山犬型の狛犬と里宮の参道石段の脇に一対の山犬型の狛犬があります。このようにお犬様への信仰が厚く、広範囲にわたり
御眷属講が組織され、神社では「四足除け」などとして山犬(狼)のお札を貸し出しています。また、火災、盗難、病気などの災難厄除け、道中安全にも御神徳があるとされ、信者はお札を借り受けて神棚・門口・土蔵などに貼り付けて守護を祈願しています。「新編武蔵風土記稿」によると、御眷属の貸し出しで有名な三峰山より古いともいわれています。

●所在地●
 里宮:埼玉県秩父郡小鹿野町両神薄2267
 本社:埼玉県秩父郡小鹿野町両神薄10151
     (両神山頂南東の尾根(標高1630m)
 奥社:両神山頂(剣ケ峰:標高1723m)

●アクセス●
 西武鉄道「秩父駅」下車又は秩父鉄道「御花畑駅」下車、町営バスで約41分「小鹿野町役場」下車、乗換え約30分「日向大谷」下車すぐ(里宮)、日向大谷から徒歩約3時間(本社)、本社から徒歩約30分(奥社)
[両神神社・授与受付ページへ]