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 衣浦・熊野(くまの)神社 

 伊勢湾にそそぐ境川の河口近く、愛知県碧南市にある衣浦の港に鎮座する古社で、上宮と通称されています。創建は古く、天喜2年(1054年)源頼義が奥州討伐の途上、海上で大風に遭った折り、紀州熊野権現の御加護で衣浦に着岸できました。このことに感謝した頼義が、社殿を造営したのが碧南熊野神社の始まりと伝えられます。

 海のお社であるため境内には、海神社、厳島神社、那智神社など、海上交通の安全を祈願する摂社が多く見られます。古くから漁師や船頭など海を舟で渡る人々の尊崇を集めて来たことが分かります。

 特に、徳川家康の父、松平広忠の崇敬は篤く、社領や狛犬を寄進しています。地侍である松平氏にとっては、地域の産品を積み出す為に海上輸送を重視していたのでしょう。広忠が寄進した狛犬は、古瀬戸灰釉陶製狛犬で、限られた陶工による名品と言われています。熊野系の狛犬には山犬型が多いと言われていますが、広忠はこの例にならって奉納したものと思われます。

 徳川家康も再三参拝したと伝えられ、江戸時代を通して徳川家に篤く保護されたとのことです。

祭神

 イザナギノ神 イザナミ神 ハヤタマオノ神

御利益

 海上渡航守護

祭礼

 10月9−10日 熊野神社例祭

名物

 地豆(落花生の塩ゆで)

所在地

 愛知県碧南市大浜上町1丁目

アクセス

 名鉄三河線碧南中央駅から徒歩5分