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 志呂(しろ)神社 

 岡山県建部町に鎮座する古社です。美作国が吉備国から分国した和銅6年(719年)弓削荘27カ村の総氏神として鎮座したと伝えられています。

 建部町にほど近い津山の中山神社には、猿神退治の伝説が伝えられています。「今昔物語」によりますと、中山神社に猿神が住みつき若い娘を人身御供に取っていました。これを聞いた旅の狩人が、二匹の犬とともに猿神を退治したため、この地から人身御供の風習がなくなったと伝えられています。

 当地に伝わる「一宮社伝書上」には「伽多野部長者乙麿が、贅賂ゴ狼神(ゴ:ケモノへんに悟)の怒りを受けて人身御供をやめ、代わりに鹿二頭を供えるようになって、弓削庄に移住した際、贅賂ゴ狼神を勧請して建てたのが志呂神社」と記されています。


 乙麿とは津山の領地を中山神社に譲って建部に移住した豪族であること、中山神社には猿神を祀った「猿神社」はありますが退治した側の犬の社がないこと、口伝では贅賂ゴ狼神とは二匹の犬「シロ」と「ゴロウ」だとされることから、志呂神社は猿神を退治した犬か、もしくは犬飼いの氏神を祀っていると考えられます。

祭神

 事代主命(贅賂ゴ狼神(ゴ:ケモノへんに悟)) ほか

御利益
 商売繁昌 五穀豊穣?
祭礼

 元旦 歳旦祭 4月20日 祈念祭 7月最終土曜日深夜 輪潜祭
 10月20日 例祭 11月15日前後 七五三祭 11月30日 新嘗祭

名物
 八幡温泉(全国屈指のラジウム含有量)
所在地
 岡山県御津郡建部町下神目
アクセス
 JR津山線福渡駅下車 徒歩約2km