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 高水山・常福院(じょうふくいん) 

 正式には高水山常福院龍學寺(通称:高水山不動尊)で東京都青梅市にある高水山(たかみずさん、標高759m)山頂にある真言宗豊山派の寺院です。開創は9世紀(801年〜900年)の頃、西多摩・日原の大日如来窟で修行した智証大師が、高水山で降魔の修行をしている時、浪切不動尊を感得したことに始まると伝えられており、本尊は「浪切白不動明王」と称しています。

 源平・鎌倉時代の有力な御家人である畠山重忠は、この不動明王に深く帰依し不動堂を再建したが、数度にわたる山火事のため焼失し現在の不動堂は1822年に再建されたものです。

 不動堂前の左右に鎮座する狛犬は、和犬の石像です。正面から見ても横から見ても和犬で、尻尾も和犬のように巻いていますが、牙やアバラ表現は狼のようです。和犬であるのに、なぜかオオカミ風にアレンジされている感じがします。これはこの地がお犬さま信仰の武蔵(奥多摩、秩父)近隣であることから、和犬にオオカミ像の特徴も合わせもったものと思われます。

 この石像、どうやら実際は真言宗を開いた弘法大師(空海)が、高野山を開山するにあたって山中に入った際に現れた丹生・狩場明神が連れていた、白黒2匹の霊犬をモチーフにしたものと思われます。また授与されるお札の中に、火防盗賊除(浪切不動明王)の下に白と黒の2匹の「お犬様」が侍る図柄がありますが、お寺で尋ねても残念ながらこのお札の由来もはっきりとしたことは分からないとのことでした。

本尊

 浪切白不動明王

御利益

 五穀豊穣、家内安全、火防盗賊除など

祭礼

 4月の第2日曜日春季大祭

名物

 高水山古式「獅子舞」

所在地

 東京都青梅市成木7-1131

アクセス

 JR青梅線「軍畑駅」下車、徒歩100分