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 両神(りょうかみ)神社 
埼玉・秩父地方の武甲山、三峰山とともに秩父三山の1つに数えられている両神山に鎮座するお社です。秩父三山には、日本武尊の登山伝説、役行者小角伝説、卯月(4月)8日の山入りなどの共通点があります。当社も伝説によれば、景行天皇の皇子・日本武尊が東征したおり、筑波山より八日の間当山を望まれ当地に着き、神犬の導きによって登山され、当社を建立し伊弉諾命、伊弉冉命の二神を祀ったことが開創とされています。社殿は山頂の剣が峰に奥社、そこから南方の尾根に本社、麓の日向大谷に里宮が鎮座しています。
両神山は古くから山岳信仰の霊場であったと考えられていますが、特に江戸時代には関東の霊山といわれ、山岳修験の格好の行場として、行者の往来も多かったといわれ、歴史資料も残っています。表登山道の登り口(日向大谷)の里宮は近世には当山派修験寺院・観蔵院として広く知られ、その後、金昌寺・八日見神社と改称して現在に至っています。
両神山の御眷属は、古くから山犬とされ、それはニホンオオカミだといわれています。人々は御眷属を「大口真神(オオクチマノカミ)」と呼び、神聖な動物、犬神として崇めてきました。そこで当山には全体で8体の山犬像があり、そのうち両神神社(観蔵院)には、参道石段の脇に一対の山犬型の狛犬があります。このようにお犬様への信仰が厚く、広範囲にわたり御眷属講が組織され、神社では「四足除け」などとして山犬(狼)のお札を発行しています。また、火災、盗難、病気などの災難厄除けにも御利益があるとされ、信者はお札を借り受けて神棚・門口・土蔵などに貼り付けています。「新編武蔵風土記稿」によると、御眷属の貸し出しで有名な三峰山より古いともいわれています。
祭神
 伊弉諾命 伊弉冉命 御眷属「大口真神:山犬:狼」
御利益
 災難厄除け(火災、盗難、病気)、山の安全、四足除けなど
祭礼

 4月18日例大祭(山開き)

名物
 アカヤシオ(ヤシオツツジ)
所在地
 埼玉県秩父郡小鹿野町両神薄2267
アクセス
 西武鉄道「秩父駅」下車又は秩父鉄道「御花畑駅」下車、
 村営バスで約46分「小鹿野町役場」下車、
 乗換え約30分「日向大谷」下車すぐ(里宮)
 日向大谷から徒歩約3時間(本社)、徒歩約30分(奥社)