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 犬上(いぬがみ)神社 

 琵琶湖のほとり、湖東の犬上郡中央部、豊郷町に鎮座する古社です。犬上郡のある近江の国は、百済から入植した帰化人が開いた土地で、犬上郡の地名にもなっている犬上氏は、天日槍(あめのひぼこ)とともに百済から渡来した豪族であり、犬上郡の県主(あがたぬし)だったといわれています。犬上神社は犬上氏の祖を祀っているとのことです。

 伝説では、犬上の君は大層な犬好きで、たくさんの猟犬を飼っていました。犬上川の上流で君が休んでいると、連れていた犬が激しく吠えかかります。怒った君が犬の首を刎ねると、首は宙を飛び、松の木の上で君を狙っていた大蛇のノドを喰い破りました。犬上の君は、我が身を捨てて君の命を救った犬を哀れに思い、犬の胴を松の木の根元に埋めました。この塚は犬胴松塚として大滝神社脇に残っています。また、持ち帰った犬の頭を祀ったのが、通称「犬頭明神」と呼ばれている犬上神社です。

 これと同様な伝説は、甲良町の大滝神社にも伝わっていますが、内容が微妙に違っています。犬上の君は、その名の通り猟犬を飼う犬飼の一族だったと考えられます。他にも犬上氏が関わった妖怪退治の話があり、こうした伝説から犬上神社は厄除け、山での難除けの神様として信仰されています。

祭神

 犬上県主

御利益

 狼、山犬の難除き

祭礼

 4月16日例祭

名物

 江州音頭発祥地 近江牛

所在地

 滋賀県犬上郡豊郷町八目

アクセス

 近江鉄道豊郷駅から徒歩5分