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 篠山・大歳(おおとし)神社 

 兵庫県の丹波篠山の農村地帯、JR福知山線と並走する国道176号線沿線に鎮座する村社です。その昔、向井山浄福寺に祀られていた大歳神社を大宝元年(701年)ころ遷座したものと伝えられています。

 大化年間(646年頃)、年間に多数の死者が氏子から出たため、年にひとりづつ人身御供を供することになりました。くじ引きで人身御供に当たった家では、大変悲しみ、ただ一心に神にすがり、三七日の祈祷をしたところ、夢に童子が現れ「江州犬上郡の江州多賀明神に鎮平犬あり。借りてきて、例祭の時この犬を身代わりに器に入れておけ。」というお告げを伝えました。

 家人が江州(近江)で探すと多賀明神(多賀大社)にお告げの通りの犬がいたため、借りて来ると、見事に人身御供を取っていた怪物を退治することができました。その後、鎮平犬は大切に村で飼われ、村名もこのことから犬飼村と改められたと伝えられています。

 近江には、犬上氏という犬飼を生業とした古代豪族が居を構えていました。近江の多賀大社は、代々この犬上氏の血族が宮司を務めて来たことが知られています。このことからこの伝説は、丹波の篠山が開拓されると共に、近江から犬上氏系の犬飼の一族が丹波に入植して来たことを物語っているものと思われます。

祭神

 大歳神 若歳神 崇徳天皇 金山日古命 猿田彦命

御利益

 五穀豊穣 家内安全 安産祈願 災厄消除 など

祭礼

 十二月猿の日と犬の日

名物

 猪のぼたんめし

所在地

 兵庫県篠山市犬飼

アクセス

 JR福知山線「篠山口駅」下車
 国道176号線沿いに南へ徒歩約15分